○結婚の犠牲者は、小遣い2万円の夫ではなく、人生の意味を問い続けるために必要であった彼の勇気である。
○サラリーマンになりたいと小学生のときに卒業文集に書かなかった人のほとんどが今やサラリーマンだが、そもそも人は生まれたいと思ってこの世に生まれ出でたわけではない。
○最も大切な自由は、幸せでありたいという欲求からの自由である。
○哲学者に必要なもの。それは長く暗い冬と少し華やかな散歩道。
○自分の死に方について論じることは馬鹿げているが、自分が何のために死ぬべきかについて思索することはそうではない。
○小学生の時は先生によく「人の気持ちを考えなさい」と叱られた。「そんなもの分かるわけがない」と嗤っていたが。しかし、少し前からのイジメ問題では、イジメの加害者は明らかに被害者の気持ちをよく考え理解した上で残虐行為を働くのだ。詐欺師こそもっとも人の気持ちを考えているだろう。