2015年8月6日木曜日

人間と核兵器

70年前の今日、広島の街に原爆が落ちてきて炸裂したという事実よりも、一人の人間が明白な大量殺戮の意図を持ってあの作戦を実行するよう命令したという事実のほうがはるかに怖い。核兵器は怖くないが、人間は心底怖いと思う。
「核兵器は恐ろしい」という言説は、実のところ、「人間は悪しきものだ」「人間は恐ろしく残酷なものだ」という事実から目を背け、モノに大量虐殺の責任をなすりつけようとするものでしかない。


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