2010年7月11日日曜日



姪の藍子。
順調にその容積を拡大しておる様子じゃ。いろはちゃんになるはずが生まれて出てきてみると、母ちゃんが「いろはっていう顔じゃないなぁ」とかなんとか言うて、藍子になった。まぁ、人の名前なんぞ
それぐらい出鱈目に決まるのでしょう(批判しとらんぞ)。
そう言えば、俺が幼いとき、NHKの7時のニュースを眺めつつ日経新聞を読む親父に「お父さん、なんで僕は
基っていう名前なん?」と尋ねると、親父は新聞から目線を逸らしもせず、「基本が大事じゃあろうが」と言い放った。なかなかの名言である。

人は、その与えられた名前で貴賎を決められるほど不自由な存在ではない。
自分に与えられた名前にどれだけの重みと意味を与えられるかは、俺が今如何に在るか、如何に生きている
かにより決まるだろう。要するに気概だ。
王侯貴族の家の出ではないが、御先祖の歴史と、「基本が大事じゃ」という少し変てこな両親の思いが込め
られたこの我が名を、断じて汚すことなく、正々堂々と生きていきたいと思う。

我、我が姪に聞かせる軍歌の子守唄ゔぁーじょんの練習を開始せんとすっ!
真に人生の愉快也。

山桜