2013年1月21日月曜日

優子さん、その他

少しづつ髪の毛が増えたかな。
お婆がくれた玩具を手に。




ついでに一言。

○昨日フリーメーソンについての「石の扉ーフリーメーソンで読み解く世界」(加治将一)という本を読んだ。驚いた。不勉強だった。単なる陰謀論などで済ませられる組織ではない。アメリカではこれほど公然たる秘密結社なんですね。


○そういえば日本のメーソンとしても有名な、戦後の首相・鳩山一郎のお孫さんは中国で一体何をやっているのだろう。最近DCであったある初老の男性、「鳩山が友愛だ友愛だと言ったのは、あれは明らかにメーソンの言葉ですよ」と言っていたが、尖閣を係争地だとか南京は可哀そうなことをしたとか、政界を引退した身であの御仁は何をやっているのだろうか。
小野寺防衛相が「国賊という言葉が頭をよぎった」と言ったが、至極控え目な表現だと思う。
クリントン元米国大統領が広島の原爆ドームに私人の立場でやってきて、「アメリカはとんでもないことをした。申し訳ないと思う。」というのを、オバマさんや国務省やペンタゴンは許すのだろうか。
もっとも、アメリカという国にはハトヤマ氏ほどクレイジーなおじさんもいないのだろうが。


○丹羽宇一郎氏が文芸春秋のインタビューで、「中国の挑発に過敏に反応してはいけません」と、まるで日本が「過敏に反応している」かのような言い方。この爺さんはもう老害をもたらす存在と化した。北京に怯えきってしまい、まるで旦那からの度重なる暴力にも「私にも落ち度があるから」と耐え忍ぶ妻のようだ。
彼は戦闘機による中国航空機の要撃を過敏な反応と言うのだろうか。
それとも日本領海を侵犯する中国公船に海保が対応することが過敏な反応と言うのだろうか。
どちらも、海と空における日本という主権国家の自国領域における警察行動であり、軍事行動ではない。海上警備行動でも防衛出動でもない。戦闘機を上げていることが過敏だという稚拙な軍事の知識しか持たぬのかも知れないが、空には陸における警察や海における海保のような警察権を行使する集団がないために、航空自衛隊が対応している(だが、いきなり軍である空自が対応せねばならぬがゆえに、中国軍による領空侵犯は中国公船による領海侵犯とは質的に異なるものだ)。
自衛隊法第84条は、スクランブルについてこう定める。


(領空侵犯に対する措置)
第84条
防衛大臣は、外国の航空機が国際法規または航空法(昭和27年法律第231号)その他の法令の規定に違反してわが国の領域の上空に侵入したときは、、自衛隊の部隊に対し、これを着陸させ、又はわが国の領空の上空から退去させるため必要な措置を講じさせることができる。

仮に、中国軍の爆撃機が尖閣上空の(防空識別圏ではなく)日本領空にまで侵入したとしても、この規定を素直に読めば、航空自衛隊は「日本領空から退出せよ」と言い、次いで曳光弾を発射するか警告射撃を行うしかできない。
それでも相手が従わなければ???
「何もできない」のである。自衛隊法は、領空侵犯の外国軍機を撃墜することを想定していない。
自衛隊機が反撃できるのは、敵機が例えばミサイルの照準を自衛隊機にロックしたとか機銃弾を撃ってきたとか、そういう場合だけで、このレーダーとミサイルの時代にあくまでも専守防衛の看板を背負ってヤクザ国家に立ち向かう空自のパイロットのことを考えて、今すぐにでも交戦規定をしっかりと定めるべきだろう。

商売人は商売のことだけ考えていれば宜しい。
いや、本当はよくないんだけど。