2013年5月12日日曜日

パウル・ツェラン

佐々木中氏の「切り取れあの祈る手を」のタイトルはこのユダヤ人詩人の詩の一節である。

「もろもろの喪失のなかで、ただ『言葉』だけが、手に届くもの、身近なもの、失われていないものとして残りました。それ、言葉だけが、失われていないものとして残りました。そうです、すべての出来事にもかかわらず。しかしそのその言葉にしても、みずからのあてどなさの中を、恐るべき沈黙の中を、死をもたらす弁舌の千もの闇の中を来なければなりませんでした。
言葉はこれらをくぐり抜けて来て、しかも、起こったことに対しては一言も発する事ができないのでした。ーしかし、言葉はこれらの出来事の中を抜けて来たのです。抜けてきて再び明るいところに出ることができましたーすべての出来事に「豊かにされて」。

これだけじゃさっぱり意味不明でしょうね。あまり日本では有名じゃないし。