2014年1月18日土曜日

バークとドラッカー

ドラッカーの思想の根幹とは何ぞ。思うにそれは、

「民主的で自由な社会が繁栄するためには健全な資本主義社会が必要であり、そのための"マネージメント"とは何か」

について論じることにある。
もちろんその背景には、彼の故郷を蹂躙したナチスという存在が大きくあった。
重要なことは、彼にとってナチスは、ナチスそのものに内在する悪のために排除されなければならないのではなく、ナチスを生み出した近代産業社会というものの悪しき側面についてドラッカーは深い認識を持っていたのだと思う。
日本の保守主義者であり産業人でもある俺がいま最大の関心を持ち、かつ経営と思想哲学をつなぐものこそ、ドラッカーがエドマンド・バークを如何に読み何を学び何を批判したのかということだ。非常に興味深いテーマだと思う。保守主義的ビジネスマンの姿勢が如何にあるべきか?これを俺は6年間問い続けてきたからである。

推薦図書があれば是非教えてください。