2014年1月16日木曜日

独り言

○そういえばヴィットゲンシュタインは第一次世界大戦の塹壕のなかでノートと鉛筆であの「論理哲学論考」を書いた。屋根付きの書斎を持つ俺は、何やっとるんだろう。何も生み出していない。

○毎朝電車にこう思い定めて乗る。
「この電車に乗っている誰よりも集中して本を読む」。
いつも愉しい本ばかりではないから。

○ドラッカーは、人の短所を人並みにするより、人の長所を抜群のものにしてやることに力を注ぐべきだと言った。然り、組織にいる限り我々は相互補完的に協働できるわけで、自分一人で全てを行う必要性も合理性もない。リカードの分業に基づく貿易論もつまりはこれだ。
ただし、異なる長所や短所を持ち共にひとつの組織に働く人間達が欠いてはいけない力が一つある。それは、相手に自分を理解させ、また理解してやる力である。これを想像力ともいう。

○鰯の干物と黒霧島のお湯割りが抜群に合う。鰯の臭さと芋焼酎の軽い香りがたまらん。そういう自分をオヤジやなーと思い、すぐにトレーニングに向かう。

○東京都は東電の株式を1%強持つ。それだけの理由で、「原発再稼働には断固反対だ」と都知事候補が言うのはさすがに理が無い。
小泉元首相は、さしたるネタがないのをいいことに得意のシングルイシュー選挙にしたいのかね。
それにしてもメキシコと同じ経済規模の自治体のトップが直接選挙というのは魅力的だ。