2010年6月21日月曜日

なぜオランダは豊かなのだろう。

「19世紀の大英帝国は、植民地南アフリカの金資源を独占し、その金でロンドン金融市場を世界の金融市場の中心に据え、世界の富をロンドンに集中させ、取引させた。銀本位制の植民地インドは、英国に対し貿易
黒字を稼ぎ帳簿上は対英債権国でありながら、債権は金建てにさせられていた。英国は、金の対銀相場を切り下げることで対インド債務を減らし、インドの富は英国に収奪された」

ー 田村秀男、"人民元が基軸通貨になる日"、16ページ、PHP研究所



「20世紀後半から21世紀前半の間、米国は、属国日本の金融資源を独占し、その金でニューヨーク金融市場を世界の金融市場の中心に据え、世界の富をニューヨークに集中させ、取引させた。円本位制の属国日
本は、米国に対し貿易黒字を稼ぎ帳簿上は対米債権国でありながら、債権はドル建てにさせられていた。米国は、ドルの対円相場を切り下げることで対日債務を減らし、日本の富は米国に収奪された」

山桜