2010年8月16日月曜日

ひとりごつ

自分を生み育ててくれた親の行方さえ知らず、家族の生き死にさえ気にかけず。
そんな冷たい国の、臆病と虚無を自己欺瞞に満ちた誠実さで糊塗した平和よりも、俺は、銃弾に斃れた無名の兵士を永遠に記憶し崇敬を寄せる、そういう国に生きていたいと思う。